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アリババクラウド、日本でのクラウド・AIサービスを大幅強化 – 新データセンター開設とAI開発プラットフォーム展開を発表
投稿日 2026年3月12日 06:22:04 (ニュース)
日本国内のデータセンターを強化
今回東京に新設されたデータセンターは、ストレージ、コンテナ、ネットワーク、高性能コンピューティング、セキュリティ、データベース、そして開発者向けのサービスまで、幅広いクラウドコンピューティング製品を提供します。日本の厳しいセキュリティ基準やコンプライアンス規制にもしっかりと対応しているため、安心して利用できます。この4拠点目のデータセンターが稼働することで、アリババクラウドは日本のお客様に対し、安定したサービス提供(高い可用性)、優れた障害回復力(レジリエンス)、そして万が一の災害時にもデータを守る強力な機能(ディザスタリカバリー)を提供できるようになります。
今回のデータセンター新設により、アリババクラウドのグローバルインフラは、世界29リージョン、94のアベイラビリティゾーンへと拡大しました。これは、世界中の顧客のデジタルイノベーションをサポートするために、安全で拡張性があり、堅牢で持続可能なクラウド基盤を提供しようとするアリババクラウドの取り組みを示しています。
AI開発プラットフォーム「Model Studio」の日本展開
日本国内でAIサービスへの需要が高まっていることを受け、アリババクラウドは今年後半にAI開発プラットフォーム「Model Studio」を日本で展開する予定です。このプラットフォームでは、オープンソースのQwen(クウェン)モデルや商用のQwenモデルに対応した推論サービスが提供されるほか、大量のデータを処理するバッチデータ処理、モデルの精度を高めるファインチューニング、そして実際にサービスとして利用するためのデプロイメントといった機能が順次提供されることになります。
これにより、日本の開発者や企業は、より手頃なコストで、かつ効率的に、独自のAIモデルやアプリケーションを開発できるようになるでしょう。
アリババクラウド・ジャパンサービス株式会社のジェネラルマネージャーである栗田 岳史氏は、「日本におけるクラウドおよびAIインフラとサービスの拡充は、日本のお客様のAIトランスフォーメーションを支援するという当社の継続的なコミットメントを示すものです。強固な国内インフラ、多様なモデル開発サービス、競争力のあるAIモデル、そして国内パートナーとの共同開発ソリューションといった当社のフルスタックAI能力を活用し、デジタル時代におけるお客様の成功に貢献し続けることに尽力してまいります」と述べています。
日本市場での実績とパートナーシップ
アリババクラウドは、2016年に東京で最初のデータセンターを設立して以来、ゲーミング、エンターテイメント、小売、ITなど、さまざまな分野で日本のお客様を支援してきました。その後も、クラウドを活用したAI高度化への需要の高まりに応えるため、最新のクラウドおよびAIサービスを日本市場に導入し続けています。
過去1年間で、アリババクラウドは日本の顧客から信頼されるクラウドサービスプロバイダーおよびパートナーとして選ばれてきました。例えば、東京を拠点とするAIスタートアップのFLUXは、アリババクラウドと連携し、Qwenを基盤とした320億パラメータの日本語言語モデルを開発しました。このモデルは、金融業界特有の問い合わせに対して、より信頼性が高く、文脈を理解した回答を提供できます。また、デジタルマンガの開発・制作スタジオであるand factory株式会社もアリババクラウドと協力し、マンガ制作の効率性と創造性を高めるAIツールを共同開発しました。さらに、ITサービスコンサルティング企業のAI Stormもアリババクラウドとの提携を発表しており、制作スタジオやクリエイティブエージェンシー、教育機関など、日本全国の組織向けにAI画像生成ツールやエンタープライズ向けAIエージェントを提供しています。
これらの取り組みを通じて、アリババクラウドは日本のデジタルイノベーションを今後も力強くサポートしていくことが期待されます。
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