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リチウム硫黄電池市場、2035年までに5億ドル規模へ成長予測 – 電気自動車需要が牽引
投稿日 2026年2月15日 08:21:47 (ニュース)
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2024年12月には、自動車メーカーのStellantisがZeta Energy社と協力し、航続距離と性能を向上させたリチウム硫黄EVバッテリーの開発に着手しました。
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2025年2月には、出光興産がトヨタのEV戦略を支援するため、硫化リチウムを大量に生産するプラントを建設する計画を発表しています。これは、トヨタが目指す長航続距離EVバッテリーや次世代全固体電池技術の実現に貢献するものです。
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PolyPlus Battery Company
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NexTech Batteries
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Lyten
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Zeta Energy
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Theion
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GS Yuasa
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Sumitomo Electric
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Toray Industries
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Mitsubishi Chemical Group
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Showa Denko Materials (Resonac)
市場成長の背景にあるもの
この市場がこれほど大きく成長すると予測される主な理由は、電気自動車(EV)の販売が世界中で増え続けていることと、社会全体の電化が急速に進んでいることにあります。自動車メーカーは、EVの性能や信頼性をさらに高めるために、より高いエネルギー密度を持ち、なおかつ軽いバッテリーを常に求めています。
リチウム硫黄電池は、その理論上のエネルギー密度が最大で約2,600 Wh/kgと非常に高い点が大きな魅力です。これにより、EVの航続距離を伸ばしたり、ドローンやポータブル電子機器の稼働時間を延ばしたりする可能性を秘めているのです。
乗り越えるべき課題
しかし、この技術にはまだいくつかの課題があります。特に、充放電を数百回繰り返すと容量が低下しやすいという問題があり、これが電池の寿命を短くしてしまう可能性があります。長期間にわたって安定した性能を求められる用途では、この点が今後の技術開発で克服すべき重要なポイントとなるでしょう。
最新の動向
リチウム硫黄電池の開発は、自動車業界を中心に活発化しています。例えば、以下のようなニュースがありました。
市場の区分けと高エネルギー密度の需要
リチウム硫黄電池市場は、電池のタイプによって「高エネルギー密度型」と「低エネルギー密度型」に分けられます。このうち、「高エネルギー密度型」が2026年から2035年の間に市場全体の67%を占めるだろうと予測されています。これは、より高い出力と長時間の稼働時間を実現できる軽量バッテリーへのニーズが高まっているためです。
高エネルギー密度型のリチウム硫黄電池は、電気自動車、ドローン、次世代のポータブル電子機器、さらには航空宇宙や防衛といった幅広い分野での利用が期待されています。
地域ごとの見通し
北米地域
北米地域は、リチウム硫黄電池市場において急速な成長が見込まれています。この地域では、研究開発活動への投資が活発で、関連する特許の出願も増えています。また、次世代電池技術の開発に対して政府からの手厚い資金援助があることも、市場成長を後押しする要因です。リチウム硫黄電池は、EV、航空宇宙、防衛、エネルギー貯蔵システム、ドローンなどの分野で広がりを見せています。
日本
日本も、予測期間中に力強い成長を遂げると考えられます。大学や産業研究センター、国立研究所といった研究機関が連携し、リチウム硫黄電池技術の開発を推進していることが、市場の需要に応える形で貢献しています。加えて、日本の自動車産業の拡大や、クリーンエネルギー目標の推進も、市場の成長をさらに加速させるでしょう。
主要なプレーヤー
世界のリチウム硫黄電池市場で注目されている主な企業には、以下の名前が挙げられます。
また、日本の市場で主要な役割を果たす企業としては、以下のようなところが挙げられます。
詳細情報
この調査に関するさらに詳しい情報は、以下のレポートでご覧いただけます。
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