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コリアーズが「ジャパン ホスピタリティ インサイト2026年2月」を発表:訪日外国人消費9兆円超えで市場活況
投稿日 2026年2月3日 12:22:04 (ニュース)
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長野県白馬村: ホテルやスキー場周辺で店舗需要が拡大し、地価は前年比29.3%上昇しました。
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岐阜県高山市: 歴史的な町並みと中心部でのホテル開発計画の進展を受け、前年比28.1%上昇しました。
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北海道富良野市: スキー場に近い別荘地を中心に需要が高まり、地価は前年比27.1%上昇しました。
ホスピタリティ投資市場の活況
日本のホスピタリティ投資市場は、非常に活発な宿泊需要に支えられています。ホテルの供給が限られていることや、他の国々と比較して高いイールドスプレッド(投資利回り)を確保できることから、2026年も海外からの投資が続くものと見込まれます。2025年の国内ホテル投資取引額は5,796億円に達し、「ヒルトン福岡シーホーク」(約643億円)や「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」(約419億円)といった大型取引が注目されました。

2026年には、東京・よみうりランドに「ポケパーク カントー」がオープンするほか、名古屋でのアジア競技大会の開催など、大規模なイベントが予定されており、日本への注目度はさらに高まることでしょう。
外国人訪問者数の増加と旅行消費額の動向
外国人旅行者数は急速に回復しており、2025年の訪日外国人旅行者数は、前年から約581万人増加し、4,268万人となりました。国籍別に見ると、韓国(22.2%)、中国(21.3%)、台湾(15.8%)が上位を占めています。

また、訪日客の旅行消費額は全ての地域で2024年度を上回っており、特に欧米豪からの旅行者は、一人当たりの旅行支出が35万円を超えるケースが多く見られました。円安と日本の物価に対する割安感により、高級ホテルや旅館への需要が一段と高まっている状況です。
顕著な地価上昇を見せるリゾート地
インバウンド需要の広がりにより、地方の観光地でも地価が上昇しています。特に、長野県白馬村、岐阜県高山市、北海道富良野市は国内外の観光客から高い人気を集めており、別荘需要も旺盛なエリアとなっています。
これらの地域では、国内外からの資金流入により、ホテルやコンドミニアムの建設計画が活発化しています。リゾートエリアでは、開発されたホテルコンドミニアムを小口化して個人などに分譲するケースも増加しています。
金利環境の変化とホテル投資市場への影響
2024年以降、日本銀行の利上げにより、長期金利は上昇傾向にあります。このような金利上昇は、資金調達のコストを上げ、不動産価格の上昇に圧力をかける一方で、資産クラス間での二極化を進めています。住宅や物流といった安定した分野に加え、ホテルや商業物件は、収益が回復する力を背景に投資家の需要を維持しています。


2026年は金利水準の転換点を迎える可能性が高い中で、賃料の伸びや海外からの資金の需給が価格調整の幅を左右すると見られています。投資家にとっては、金利が上昇する状況でも、安定した収入の成長が期待できる資産を見極めることが、これまで以上に重要になるでしょう。
レポートの詳細とコリアーズについて
より詳細な情報については、コリアーズのウェブサイトからレポートをダウンロードできます。
URL: https://www.colliers.com/ja-jp/research/japan-hospitality-insights-february-2026
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