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天下一品のロゴ、ホンダ車が「進入禁止」と再び誤認識
投稿日 2024年4月23日 08:00:59 (自動車)
この誤認識による本質的なトラブル事例は出ておらず、あくまで「ネタ」としてトピック化されているわけだが、こうした事案が自動運転レベル3以降で発生すると厄介だ。
天一問題の概要とともに、センサー誤認識による自動運転への影響について解説していく。
天下一品の企業ロゴは、赤い丸枠に筆で描いたような「一」の字が白抜きで刻まれたものだ。このロゴが、赤い丸枠に白抜きで横線を入れた「車両進入禁止」の標識と酷似しているため、ADAS(先進運転支援システム)に搭載された標識認識機能が誤認識してしまうようだ。
標識認識機能は、ホンダ以外にもトヨタや日産など多くのADASに搭載されており、検知した標識をディスプレイに表示したり、アラートで注意喚起を行ったりする。レベル2以下では、検知した標識をもとに車両制御を支援するシステムはあまり採用されていないため、仮に誤検知したとしても基本的には運転に支障はないと言える。
さて、この天一のロゴを誤検知する問題は、数年前からSNSなどでたびたび騒がれている。なぜかホンダセンシングが多いが、日産(セレナ)でも同様の事案が報告されている。
トヨタなど他社製ADASが誤検知しないのかなどは不明だが、SNS投稿者はホンダオーナーばかりで、天一の駐車場に入ろうとした際や通りがかった際などにセンサーが天一ロゴを検知し、「進入禁止」のアラートを発するようだ。
ローソンの天一フェアであちこちにロゴが……
天一ロゴ・進入禁止ブームは一段落したかに思われていたが、新たに燃料を投下するかのような企業が現れた。コンビニチェーン大手ローソンだ。
ローソンは2024年2月、「天下一品こってりフェア」を開始した。天下一品の味をきっちりと再現したラーメンをはじめ、からあげクンとのコラボ商品、天一監修のこってり天津チャーハンなど数々の企画商品を店頭に並べている。
そこで、天一ファンらが商品を求めローソンを訪れると……「進入禁止の罠」だ。店先に掲げられたキャンペーン用のノボリなどに掲載された天一のロゴを、ホンダセンシングは見逃さなかった。本来の標識サイズより明らかに小さいロゴをしっかりと検知し、ドライバーに注意を呼び掛けたのだ。
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Source: バイク速報
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