- オートバイを転倒させ男性を死亡させた疑い、車の運転手に無罪判決投稿日 2020年10月21日 15:00:50 (自動車)
昨年4月、東京都渋谷区の交差点で、オートバイを転倒させ、運転していた男性(当時56歳)を死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)に問われた50歳代の男性被告に対し、東京地裁は無罪(求刑・禁錮1年4月)とする判決を言い渡した。
結城真一郎裁判官は「被告が注意を払っても、事故を回避できたかどうか疑問だ」と述べた。
14日付の判決によると、事故は昨年4月23日午後5時過ぎに発生。乗用車を運転していた被告は交差点の前でまず一時停止し、右側が街路樹などで見えにくかったため、徐行で交差点に60センチほど入って再び停止した。そこに右側から時速約75キロで走行してきたオートバイが急ブレーキをかけて転倒。オートバイの男性が路上に投げ出され、被告の車にぶつかって死亡した。
東京地検は昨年10月、「見通しの悪い交差点では、小刻みな発進と停止による安全確認が必要だった」として、被告を同法違反で在宅起訴。弁護側は公判で「被告に過大な義務を課している」と無罪を主張した。
判決は、被告が2度目の停車位置まで車を進めない限り、運転席から右側の状況は確認できなかったとし、「被告の注意義務違反は認められない」と結論づけた。
地検の山元裕史・次席検事は「内容を十分検討して適切に対処したい」とコメントした。
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