人気作家・新川帆立氏、新小説『麦は枯れない』を日本海新聞で連載
『元彼の遺言状』や『女の国会』といった作品で知られる人気作家、新川帆立さんが、2026年5月から日本海新聞で書き下ろし小説の連載をスタートさせることが決定しました。
新連載のタイトルは『麦は枯れない』。物語の舞台となるのは、鳥取市にある鳥取大学乾燥地研究センター(通称:乾地研)です。この小説では、乾燥地に適応する小麦の研究に情熱を注ぐ研究者たちの姿が描かれる予定です。
新日本海新聞社 発刊50周年記念企画として実現
今回の新連載は、株式会社新日本海新聞社が2026年に迎える発刊50周年を記念する特別企画として実施されます。同社が「鳥取県を舞台に」というテーマで、鳥取大学乾燥地研究センターを題材にした小説の執筆を新川さんに依頼したところ、快諾を得て実現に至りました。
連載は、日本海新聞の紙面で約半年にわたり掲載されるほか、同社のニュースサイト「NetNihonkai(ネット日本海)」でも購読者限定で同時配信される予定です。
新川帆立氏 プロフィール
新川帆立さんは1991年、米国生まれの作家です。東京大学法学部を卒業後、弁護士として活動。第19回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した『元彼の遺言状』で2021年にデビューを果たしました。また、『女の国会』で第38回山本周五郎賞を受賞するなど、数々の賞に輝いています。
自身初の新聞連載作品である『ひまわり』は、事故で四肢麻痺になりながらも弁護士を目指す女性を描き、日本海新聞を含む23紙で連載され、好評を博しました。この作品は「第1回アルパカ文学賞」大賞も受賞しています。その他の著書には、『競争の番人』『先祖探偵』『縁切り上等!』『目には目を』『魔法律学校の麗人執事』シリーズなどがあります。
鳥取大学乾燥地研究センターについて
鳥取大学乾燥地研究センターは、鳥取市浜坂の浜坂砂丘に位置する、国内で唯一、世界の乾燥地が抱える課題解決に取り組む研究機関です。砂丘試験地時代から100年以上の歴史を持ち、世界中から研究者が集まり、多くの共同プロジェクトを展開しています。
特に、高温や乾燥に耐性のある作物の研究に力を入れており、2025年には共同研究により世界で初めてトウモロコシと小麦の交雑作物を作り出したと発表されました。また、スーダンの内戦で失われた貴重な小麦の種子を日本から送り出す支援も行い、注目を集めています。