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釧路湿原メガソーラー建設に森林法違反疑惑|一部中止勧告検討 事業者「中止には応じない」 自民・柴山議員「自治体はどういう対策をとってきたのか」

釧路湿原 メガソーラー 建設問題と森林法違反の関係

釧路湿原周辺で進むメガソーラー建設に、森林法違反の疑いが浮上。大阪市の事業者が0.8ヘクタール超の森林開発を申請せず着工し、北海道が調査と工事中止勧告を検討中。事業者は法令遵守と希少生物への配慮を主張するが、釧路市は「ノーモアメガソーラー宣言」を発表。行政手続きの不備や環境保護の観点から、再生可能エネルギーと自然保護のバランスが問われている。自民党の柴山衆院議員は「自治体はどういう対策をとってきたのか」と疑問を呈す。


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釧路市北斗の釧路湿原周辺で工事が進むメガソーラーの建設現場付近。写真左が環境省釧路湿原野生生物保護センター=8月13日(本社ヘリから、小川正成撮影 北海道新聞)

釧路湿原メガソーラー建設に森林法違反疑惑──環境保護と再生可能エネルギーの衝突

① 導入:釧路湿原に迫るメガソーラー計画の波紋

北海道釧路湿原周辺で、大阪市の事業者による大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画が進行中です。再生可能エネルギーの推進という時代の流れに沿った取り組みである一方、環境保護地域である釧路湿原における開発には、地元住民や行政から懸念の声が上がっています。

② 問題の核心:森林法違反の疑いと行政対応

この事業では、森林法が定める0.5ヘクタール以上の開発に必要な知事への許可申請が行われていないことが判明。北海道と釧路市の現地調査により、実際の開発面積が約0.8ヘクタールに及ぶことが確認され、森林法に抵触する可能性が浮上しました。道は工事の一部中止を勧告する方針を固め、調査を進めています。

③ 事業者の主張と対応

事業者側は、法令を遵守しており、開発面積は申請不要な範囲と認識していたと主張。さらに、タンチョウやキタサンショウウオなど希少生物への配慮として、専門家による調査結果を提出し、環境に配慮した建設を進めたいとしています。市議や市長、環境省宛に見解書も提出済みで、事業中止には応じられない姿勢を示しています。

④ 地元自治体と政治の反応

釧路市は「ノーモアメガソーラー宣言」を発表し、自然環境保護の立場を強調。一方、自民党の柴山昌彦衆院議員は「行政的な手続きを踏んだ計画であり、釧路市がこれまでどのような対策を講じてきたのか疑問」との見解を示し、自治体の対応にも課題があると指摘しています。

⑤ 結論:再生可能エネルギーと自然保護の両立に向けて

今回の事例は、再生可能エネルギー推進と環境保護のバランスをいかに取るかという課題を浮き彫りにしました。持続可能な地域開発のためには、法令遵守はもちろん、地域住民との対話や生態系への配慮が不可欠です。今後、同様の計画が全国で進む中で、釧路のケースは重要な教訓となるでしょう。

Source: NEWS GEISPO

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