
富士北麓(ほくろく)地域と静岡県御殿場地域を結ぶ国道138号バイパスと新東名高速の一部区間が10日午後4時、同時に開通する。東富士五湖道路を経て新東名と中央道が接続することになり、交通渋滞が常態化している同138号を経ずに日本の大動脈が直結される。山梨県東部地域の産業、観光への波及効果は大きいとみられ、コロナ禍で経済の落ち込みに悩む富士北麓地域は大きな期待を寄せている。
国土交通省などによると、開通するのは、国道138号バイパス須走口南インターチェンジ(IC)―新東名新御殿場ICの約5・2キロと、新御殿場IC―新東名御殿場ジャンクション(JCT)の約7・1キロ。中央道に接続する東富士五湖道路は須走口南ICまですでに開通しており、通常は138号を経由して約72分の富士吉田市―静岡県沼津市が約10分短縮される。
地元からは、観光シーズンには国道が混雑し、富士吉田市―御殿場市は渋滞時、通常(約40分)の2倍の時間を要するとの指摘もあり、渋滞の解消にも役立つ。
また新東名は、東名高速と接続する御殿場JCTから、終点の豊田東JCT(愛知県豊田市)が開通済み。新東名は2023年度までに東京方面まで開通する見通しで、東名高速や名神高速を経て、富士北麓地域から首都圏や東海、阪神地域へのアクセスも向上する。
この結果、富士吉田市によると、これまで静岡県までにとどまっていた関東、関西地区の企業進出が、富士北麓地域まで広がる可能性がある。観光面でも北麓地域と縁が薄かった近畿地方からの観光客の流入が期待できる。また防災面でも、富士山噴火の場合は、中央道などによる甲府、東京方面への避難のほか、伊豆、箱根、関西方面など複数の避難路が確保できる。
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Source: バイク速報

