
そして、いまやセダン型ボディが絶滅傾向にある国産車において、この条件を満たすモデルはほとんど存在しない。「2.5L級4ドアセダン」という条件だけで絞ったとしてトヨタ・クラウンのほかに、日産フーガとマツダMAZDA6くらいしか選択肢が思い浮かばない。さらに警察庁が入札制度をとっている限り、そこに参加するメーカーからしか選ぶことができない。そして、結果的にトヨタ一社が応札するという状態になっている。
なぜなら、単純に2.5L級セダンであればいいというわけではなく、まとまった台数を架装して納入することができて初めて入札に参加(応札)することができるからだ。トヨタ以外のメーカーが応札しないのは、パトロールカーがけっしておいしいビジネスではなく、耐久要件などを満たすための試験を行うことにコストをかけるだけのメリットがないと考えているからだろう。
とはいえ、応札が一社になっているのは競争が働かないということで、警察庁も良しとしているわけではなく、条件を改定するなどして複数社の応札を求めている節はある。とはいえ、さまざまな装備を積み、また屈強な警察官も乗せた状態で逃走車両の追跡など緊急走行が必要となるパトロールカーには、通常の車両よりも高いスペックが必要であり、排気量などの条件を下げるのは難しいのも事実。そして「2.5L級4ドアセダン」という条件が外れない限り、結局はクラウン一択であり続けるのだろう。
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Source: バイク速報